山あいの住宅強盗事件 ベトナム人2人 栃木の事件で再逮捕

長野県など4つの県の山あいの住宅で相次いだ強盗事件のうち、栃木県の住宅から現金やキャッシュカードなどを奪った疑いで、ベトナム人の男2人が、16日、再逮捕されました。
警察は一連の事件に2人が関わった疑いがあるとみて捜査しています。

再逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍のホアン・フー・ホア容疑者(25)とマイ・ヴァン・シー容疑者(23)の2人です。
警察によりますと、2人はことし4月30日の午前0時ごろ、栃木県日光市の住宅に侵入し、住人の76歳の男性にはさみを突きつけて両手両足をネクタイで縛ったうえ、頭を殴るなどの暴行を加え、現金およそ3万4000円やキャッシュカードなどを奪ったとして、住居侵入と強盗の疑いが持たれています。
調べに対し、2人は容疑を否認しているということです。
2人はこれまでに、この男性のカードを使って群馬県伊勢崎市などのATMから現金を引き出したなどとして3回にわたって逮捕されていました。
山あいの住宅を狙った同じような手口の強盗事件は、ことし4月下旬から5月中旬にかけて、栃木県日光市のほか、松本市や群馬県安中市、福島県南会津町で発生しています。
捜査関係者によりますと、一連の強盗事件では、現場周辺の防犯カメラに2人が使っていた車とよく似た車が写っていたということで、警察は2人が一連の事件に関わった疑いがあるとみて詳しく調べています。