焼岳と浅間山の状況(5日)

火山性地震が多い状態が続いている焼岳と浅間山の状況です。

気象庁によりますと、焼岳の火山性地震は、先月25日から4日までの10日間で68回でした。
5日は午後3時までに観測されていません。
噴火警戒レベルは活火山であることに留意を求める「1」を継続しているものの、火山性地震が今後さらに増加した場合、火口周辺への立ち入りを規制する「2」に引き上げる可能性があるとしています。
気象庁は、山頂付近を含む想定火口域では、突発的に火山ガスなどが噴出するおそれがあるとして、登山する際はヘルメットの着用など安全対策を行い、噴気孔の近くにはとどまらないよう呼びかけています。
一方、噴火警戒レベルが「2」に引き上げられている浅間山では火山性地震がことし4月中旬から増加していて、3日は42回、4日は51回、5日は午後3時までに9回観測されました。
気象庁は、山頂の火口からおおむね2キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するとともに、地元自治体などの指示に従い、危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。