ラグビーグラウンド隅のげた箱に鳥の巣 ヒナ見守り練習励む

岡谷工業高校ラグビー部の部員たちが、ラグビーグラウンドの隅にあるげた箱の中に鳥の巣を見つけました。
選手たちは生まれたばかりのヒナを優しく見守りながら練習に励みました。

鳥の巣が見つかったのは岡谷工業高校のラグビーグラウンドの隅にあるげた箱の中です。
グラウンドは校舎から離れた小高い場所にあり周囲を木々で囲まれていて、ラグビー部が練習に使う以外はほとんど人の出入りがありません。
部員たちはテスト期間で部活動を1週間ほど休んだあと、6月13日にグラウンドに訪れたところ、げた箱の中に鳥の巣を見つけたということです。
巣の中には生まれたばかりのヒナが5羽いて、写真を見た小諸市動物園は、「キセキレイ」という野鳥ではないかとしています。
ヒナを最初に見つけた後藤一貴選手は「鳥の鳴き声が聞こえたので探してみたらげた箱に小鳥がいっぱいいました。口を大きくあけて可愛かったです」と話していました。
部員たちはヒナを温かく見守っていましたが、6月30日には姿が見えなくなったということで、無事に巣立ったと見られています。
ラグビー部のキャプテン、宮入蓮選手は「一生懸命、みんなで生きているところを見て、自分たちのチームも花園を目指してひとつになりたいと思いました」と話していました。