渋沢栄一とゆかりある佐久 新紙幣発行を祝う催し

3日、20年ぶりとなる新しい紙幣が発行されるのを前に、一万円札の肖像に描かれた渋沢栄一とゆかりのある佐久市で、新紙幣の発行を祝う催しが開かれました。

埼玉県深谷市出身の渋沢栄一は、若いころに「藍玉」の商いで佐久市を訪れていました。
渋沢のふるさと深谷市は、新紙幣の発行を祝うくす玉開きをする動画を市内外から募集していて、佐久市でも渋沢とのゆかりを大切にしようと動画を送ることになりました。
2日は市役所のロビーに職員や市民など60人余りが集まり、くす玉を割ったり万歳三唱をしたりしてお祝いムードで盛り上がる様子を撮影しました。
佐久市は、今後もさまざまな催しを企画していて、3日からは、渋沢が訪れた場所を巡るスタンプラリーを深谷市などと連携して始めます。
佐久市の柳田清二市長は「渋沢栄一は『佐久は第二のふるさとだ』ということばを残してくれている。ゆかりのある人がお札になるのはうれしい」と話していました。
佐久市と渋沢の関係を調べている「渋沢栄一第二の故郷探偵団」の神津任団長は「新一万円札を手にするのが楽しみですが、もったいなくて、すぐには使えないかもしれません」と話していました。