北アルプス焼岳と浅間山の状況(1日)

火山性地震が多い状態が続いている北アルプスの焼岳の状況です。

気象庁によりますと、焼岳の火山性地震は、先月21日から30日までの10日間で71回でした。
1日は午後3時までに観測されていません。
噴火警戒レベルは、活火山であることに留意を求める「1」を継続しているものの、火山性地震が今後さらに増加した場合、火口周辺への立ち入りを規制する「2」に引き上げる可能性があるとしています。
気象庁は、山頂付近を含む想定火口域では、突発的に火山ガスなどが噴出するおそれがあるとして、登山する際はヘルメットの着用など安全対策を行い、噴気孔の近くにはとどまらないよう呼びかけています。

一方、噴火警戒レベルが「2」に引き上げられている浅間山では、火山性地震が4月中旬から増加していて、29日は41回、30日は47回、1日は午後3時までに17回観測されました。
気象庁は、山頂の火口からおおむね2キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するとともに、地元自治体などの指示に従い、危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。