寸劇で詐欺被害防止呼びかけ 警察 軽井沢町の劇団に委嘱状

寸劇を通じて詐欺被害の防止を呼びかけている軽井沢町のボランティア団体に25日、警察が、委嘱状を交付しました。

委嘱状が交付されたのは、地域のイベントなどで詐欺被害の防止を呼びかける寸劇を披露している、軽井沢町の防犯ボランティア団体「劇団かリス」です。
25日は軽井沢警察署で委嘱式が行われ、吉池重則署長がメンバー一人一人に委嘱状を手渡しました。
これに対し、劇団の堀口千津子代表は「詐欺被害がなくなるように頑張りたいです」と意気込みました。
このあと、劇団は、集まった警察官らに電話でお金詐欺の手口を紹介する寸劇などを披露しました。
県警察本部によりますと、ことし1月から先月末までに県内で発生した電話でお金詐欺は102件で、去年より30件増えているということです。
また、被害額は5600万円余り多い3億2900万円余りに上っているということです。
軽井沢警察署生活安全刑事課の櫻田征治課長は「詐欺を防ぐための啓発活動に協力してもらえてありがたいです。身の回りで不審なことがあれば警察に相談してほしいです」と話していました。