長野 岡谷市で“日本一短い”祭り 石碑の前で一礼するだけ

24日、長野県岡谷市では、集まった人たちが石碑の前で一礼するだけの「日本一短い」とも言われる祭りが行われました。

岡谷市の塩尻峠で行われた、日本一短い祭りとも言われる「塩嶺御野立記念祭」には、岡谷市と隣の塩尻市の関係者およそ150人が参加しました。
祭りは、この場所を訪れた明治天皇が景色をたたえたことを記念して、大正時代に石碑が建てられたときに始まりました。
午前10時に司会者が「一同、礼」と合図すると、参加者たちは高さ4メートルの石碑に向かって20秒ほど頭を下げ、「お直りください」という声がかかり祭りは終わりました。
岡谷市の早出一真市長は、「雨もあがり晴天に恵まれたなかで、両市の絆が、より深まっていくことを願ってお参りしました」と話していました。
塩尻市の百瀬敬市長は、「梅雨の晴れ間に清らかな気持ちでお参りしました。岡谷市とともに塩尻市を発展させようと誓いました」と話していました。