信濃町の山林に男性遺体 顔などに傷 クマに襲われた可能性も

21日昼すぎ、信濃町の山林で50代とみられる男性の遺体が見つかりました。
男性の顔や背中には引っかかれたとみられる大きな傷があるということで、警察は男性がクマに襲われた可能性もあるとみて詳しい状況を調べています。

21日午後0時40分ごろ、信濃町野尻の山林で50代とみられる男性の遺体が見つかりました。
警察によりますと、男性の顔や背中には引っかかれたとみられる大きな傷があったということです。
男性を見つけた人は、警察の調べに対し「仕事の同僚が、きのう野尻湖の付近に出かけたあと帰ってこなかったので探していたら遺体を見つけた」と話しているということです。
男性の遺体はすでに収容されているということで、警察はクマに襲われた可能性もあるとみて身元の確認を進めるとともに詳しい状況を調べています。
長野県内では、今月に入り4人がクマに襲われ重軽傷を負っていることなどから、県は今月5日から「ツキノワグマ出没注意報」を県内全域に出しています。
県は、クマが目撃された現場を中心に市町村と連携して集中点検を行っているほか、クマの活動が活発になる明け方や夕方は山の中に入らないことや、万一、山に入る際には音の出る鈴などを持って複数人で行動することなどを呼びかけています。