セイジ・オザワ 松本フェスティバル 沖澤のどかさん意気込み

ことし8月に松本市で開幕するクラシック音楽の祭典「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」で、総監督を務めてきた小澤征爾さんが亡くなったあと、新たに首席客演指揮者に就任した沖澤のどかさんが13日、都内で会見を開き意気込みを語りました。

ことし2月に亡くなった世界的指揮者の小澤征爾さんが30年以上にわたって総監督を務めてきたクラシック音楽の祭典「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」は、ことし8月9日から9月4日まで開催されます。
小澤さん亡き後、新たに「首席客演指揮者」に就任し、継続的にタクトを振る予定の沖澤のどかさんが、拠点とするドイツから帰国し、13日、都内で会見を開きました。
沖澤さんは、おととしのフェスティバルで初めてサイトウ・キネン・オーケストラを指揮したあと、小澤さんに「これからもよろしく」と、首席客演指揮者への就任を打診されたということです。
沖澤さんは、小澤さんについて「太陽のような人だった。亡くなった喪失感は大きいが、どこかで聞いてくれていると思っている」と語りました。
そのうえで「やるべきことはひとつひとつの演奏会を特別なものにすることなので、そのときにできる最高の演奏を目指したい」と意気込みを述べました。
沖澤さんは8月上旬に松本入りする予定です。