長野県に移住 昨年度3363人 これまでで最多に

昨年度、長野県に移住した人は前の年度より29人多い3363人でこれまでで最も多くなりました。

長野県は、市町村の窓口で転入者を対象に行われるアンケート結果と、行政による移住支援を受けた人数をもとに、「新たな生活の場所を求めてみずからの意思で転入した人」を移住者として集計しています。
それによりますと、昨年度の移住者は、前の年度より29人増えて3363人でした。
増加は6年連続で同じ方法で集計を始めた平成27年度以降で最も多くなったということです。
市町村の窓口でのアンケートをもとに移住者の年代を見ると、
▽20代が30%と最も多く
次いで
▽30代が23%、
▽40代が15%などとなっています。
また、移住の理由は、
▽「自然環境」が31%余り、
▽「子育てや教育」が7%などとなっています。
ことし2月の推計人口が1973年以来の200万人割れとなるなど人口減少が進む長野県は、年間の移住者数を2027年度末までに4500人とすることを目標に、東京や大阪での移住フェアなどに力を入れることにしています。
県地域振興課は「移住者が最多となったことは一定の成果だと考えているが、移住を希望する人はまだいると思うので引き続き取り込みに努めたい」としています。