“犯人を取り押さえろ”警察官の逮捕技術を競う大会 長野

警察官が、犯人を取り押さえるための逮捕技術を競う大会が長野市で開かれました。

この大会は、県警察本部が毎年開いているもので、ことしは県内22の警察署と警察本部の各所属から選抜された警察官およそ180人が出場しました。
午前中は、団体戦の予選が行われ、武器を持たずに戦う「徒手」という種目や、凶器の短刀を持った相手と警棒で戦う種目など、7つの種目で日ごろ鍛えた技の成果を競いました。
このうち、短刀を持った相手に武器を持たずに立ち向かうという想定の種目では、警察官が、相手の間合いをうまくはかりながら、一撃を繰り出していました。
会場には、出場した警察官のほか同僚なども大勢訪れていて、きわどい技が決まると大きな拍手が送られていました。
今回の大会には、女性警察官が24人出場していてこれまでの大会の中で最も多いということです。
松本警察署の下平優菜巡査長は「練習の成果を発揮して勝つことができました。いざという時におじけづいてしまわないよう、県民を守るという気持ちを養いたい」と話していました。