長野県中部で3日ひょう 佐久市など収穫前のレタスに被害

3日、県の中部で降ったひょうの影響で佐久市や御代田町、それに軽井沢町で収穫前のレタスの葉に穴があくなどの被害が出ました。
県の調査によりますと、被害額は速報値で1000万円あまりに上るとしています。

このうち、サニーレタスとグリーンリーフを栽培している御代田町草越の土屋友幸さんの畑では、ひょうが降ってレタスの葉に穴があくなどしていました。
被害が出た野菜には傷んだ箇所から菌が入らないよう殺菌剤を散布したということですが、出荷できても価格が下がってしまうおそれがあるほか、成長しない場合には廃棄せざるをえないとしています。
県によりますと、今回のひょうの被害は、佐久市や御代田町それに、軽井沢町で確認されているとしていて、被害額は速報値で1008万円あまりに上るとしています。
具体的には
▽佐久市でレタスなどの被害が543万円あまり、
▽御代田町でサニーレタスなどの被害が332万円、
さらに
▽軽井沢町でレタスなどの被害が132万円あまりとなっています。
このほか、りんごやもも、それに、プルーンにも被害が出ているとしていて、詳しい被害額などを調べています。
農家の土屋友幸さんは「厳しい状況ですが、自然が相手なのでひょうが降らないことを祈るばかりです」と話していました。