北陸新幹線停車駅と大糸線の白馬駅を結ぶ 臨時バス運行始まる

北陸新幹線の延伸で期待される関西からの観光客を呼び込むため、新幹線が停車する新潟県の糸魚川駅と白馬駅を結ぶ臨時のバスが運行を始めました。

臨時のバスは、北陸新幹線と大糸線の接続がない時間帯を補うことで、関西からの観光客を呼び込もうとJR大糸線の沿線の自治体やJR西日本でつくる協議会が、試験的に始めました。
バスの運行は今年度末までを予定していて、北陸新幹線の停車駅となっている糸魚川駅と大糸線の白馬駅の間を1日4往復し、その区間の駅などに停車するとしています。
沿線の自治体などは、今年度の利用実態を調査し、バスの利用者が多い場合には、JR西日本に対して、来年度以降の大糸線の増便などを求めることにしています。
協議会のメンバーの小谷村の中村義明村長は「新幹線と大糸線の接続をバスで補って利便性を向上させることで、新幹線の延伸の効果を最大限に引き出せる。関西圏の人や地域の人に関心を持ってもらえるよう一生懸命発信し、大糸線の利用促進にもつなげたい」と話していました。