松本空港の長野県内への経済波及効果は「93億2000万円」

長野県や市町村などでつくる利用促進協議会は、令和4年度の松本空港の長野県内への経済波及効果が93億2000万円だったとする試算をまとめました。

県と市町村などでつくる「信州まつもと空港利用促進協議会」は、長野市のコンサルティング会社に分析を委託し、令和4年度の松本空港の企業や産業への経済波及効果を試算しました。
それによりますと、22万8500人余りだった空港の利用者やおととし8月から10月にかけておこなったアンケートをもとに試算した県内への経済波及効果は93億2000万円だったとしています。
地域別に見ると松本市が50億6000万円余り、安曇野市が3億5000万円余り、大町市が2億3000万円余りなどとなっています。
また県内で、800人余りの雇用や、およそ1600人の定住者、それに2億9000万円余りの税収効果があったとしています。
県松本空港課は、「地域経済の活性化につなげるため、空港の利用がさらに促進されるように取り組んでいく」と話しています。