二ホンライチョウの飼育環境整備でクラウドファンディング

国の特別天然記念物で絶滅のおそれがある二ホンライチョウを飼育する大町市の大町山岳博物館は、ニホンライチョウの保護活動に関心を持ってもらい飼育室の環境整備などに役立てようと、インターネットのクラウドファンディングで寄付を募っています。

大町市の大町山岳博物館は、国の特別天然記念物で絶滅のおそれがある二ホンライチョウを飼育する施設として全国的に知られています。
ことし9月には博物館で人工的に繁殖させたニホンライチョウを中央アルプスに移送し、野生復帰させる国内で初めての取り組みを予定しています。
こうしたなか、博物館は、ニホンライチョウの保護活動に関心を持ってもらうとともに、飼育室の環境整備やえさ代などに役立てようと、インターネットのクラウドファンディングで寄付を募っています。
目標額は250万円で、来月24日までふるさと納税の対象になるクラウドファンディングの専用サイトで受け付けています。
大町市民以外が寄付した場合、返礼品として、寄付額に応じた宿泊割引が受けられるクーポンを贈ることにしています。
大町山岳博物館は「クラウドファンディングをきっかけにニホンライチョウの保護活動に関心をよせてほしい」としています。