長野市など 来月から「こども誰でも通園制度」開始

保護者が働いているかどうかに関わらず、子どもを保育園などに預けることができる国のモデル事業「こども誰でも通園制度」が、来月から長野市と飯田市それに須坂市で始まります。

「こども誰でも通園制度」は保護者が働いているかに関わらず一定の時間、子どもを保育園などに預けることができる制度で、保護者の負担軽減や孤立の解消などが期待されています。
国のモデル事業として、今年度は全国115の自治体で実施されることがこれまでに決まっていて、長野県内では来月3日から長野市と飯田市、須坂市で始まるほか、御代田町は8月に始まります。
このうち、長野市は0歳6か月から3歳未満の子どもをひと月10時間まで市内4つの保育園などで受け入れることにしています。
長野市によりますと、再来年度からの本格的な実施に向けて、預かる子どもたちが増えることに伴う、保育士や活動場所の確保など課題の洗い出しと必要な対策を検討していくということです。
長野市保育・幼稚園課は「保護者には事業を積極的に利用してもらったうえで課題を見つけて改善していきたい」と話していました。