長野市の小学校近くの踏切 登校中の子どもたちに注意呼びかけ

子どもたちが巻き込まれる踏切での事故を防ごうと、JRと警察が、長野市の小学校の近くにある踏切で登校中の子どもたちに注意を呼びかけました。

JRと警察は、新学期から1か月余りがたち、子どもたちが、毎日の通学に慣れてくることから、改めて踏切での事故に注意してもらおうと、この時期に啓発活動を実施しました。
15日は、長野市の川中島小学校からおよそ200メートルの場所にあり、子どもたちの通学路にもなっている踏切で、午前7時半ごろからJRの職員や警察官などが注意を呼びかけました。
警察官などは「カンカンカンとなったらふみきりのなかに、はいってはいけません」などと書かれたチラシを子どもたちに渡していました。
また、ドライバーには「踏切を渡るときは一時停止してください」と呼びかけたりしていました。
県内での踏切事故をめぐっては、塩尻市で去年1月に下校途中の小学生が列車にはねられて死亡する事故があったことから、JRと警察は、引き続き踏切事故防止の啓発活動に取り組むということです。
JR東日本長野統括センターの和田康平さんは「踏切で事故が起きると痛ましい事故となってしまうので、警報機が鳴っている時は絶対に渡らないでほしい」と呼びかけていました。
長野南警察署交通課の佐藤努課長は「慌てず、しっかり安全を確認したうえでゆっくり踏切を渡ってほしい」と話していました。