「ぼたん寺」 色とりどりのぼたんが見頃に 伊那の遠照寺

「ぼたん寺」の愛称で知られる伊那市の遠照寺で、色とりどりのぼたんが見頃を迎えています。

伊那市高遠町にある遠照寺は、およそ180種類、2000株ほどのぼたんが境内を彩り、「ぼたん寺」の愛称で親しまれています。
ぼたんが好きだった今の住職の母親が40年あまり前に3株の苗を植えたのが始まりで、その後、徐々に株を増やしていきました。
ことしは例年より1週間ほど早く今月1日から咲き始め、今、見頃を迎えています。
境内では赤と白が混ざった花びらの「島錦」や紫のグラデーションが華やかな「島根長寿楽」など、色とりどりのぼたんが日よけの傘に守られながら咲き誇っています。
市内から訪れた女性は「見たことのないぼたんがたくさん咲いていて来てよかったです」と話していました。
また、別の女性は「いろいろな種類のぼたんをたくさん見られて楽しいです。傘も風情があっていいですね」と話していました。
遠照寺の松井教一住職は「木陰に咲く美しいぼたんと国の重要文化財でもある古い釈迦堂との共演を楽しんでほしい」と話していました。
遠照寺のぼたんは今月20日すぎまで見頃が続くということです。