「浄土宗」開祖から850年 善光寺で記念法要営まれる

長野市の善光寺で、「浄土宗」が開かれてから、数えで850年となることを記念した法要が営まれました。

浄土宗は、ことし、平安時代末期の1175年に法然が開いてから、数えで850年の節目となることから、各地の寺で50年おきの記念の法要が営まれていて、9日は善光寺で行われました。
はじめに僧侶などおよそ150人が、「浄土宗」の大本山の1つにもなっている善光寺大本願から本堂に向かって雅楽の演奏が響きわたる中で行列を行いました。
本堂に入ると、善光寺大本願の鷹司誓榮副住職たちが、お経を唱えるなどして祈り、訪れた人たちも手を合わせていました。
観光で訪れた70代の男性は、「法要があることを知らずに来ましたが、厳かな行列も見られて幸運でした」と話していました。
本堂で法要を見た長野市の60代の女性は、「お坊さんたちがたくさんいて、本堂の中でもあったので、聞き慣れているお経も格別な感じがしてとてもよかったです」と話していました。