4000万円脱税 下諏訪町の会社など初公判 起訴内容認める

2億円近くの所得を隠しおよそ4700万円を脱税した罪に問われている下諏訪町の会社と取締役の初公判が9日開かれ、取締役は「間違いありません」と起訴された内容を認めました。

起訴状などによりますと、下諏訪町にある住宅設備工事などを行う会社「諏訪テクノ住設」と、取締役の林優子被告(58)は、おととしまでの4年間、確定申告で売上高の一部を除外したり経費を水増ししたりして、およそ1億9900万円の所得を隠し、法人税およそ4700万円を脱税した罪に問われています。
9日、長野地方裁判所で開かれた初公判で、林被告は「間違いありません」と述べ起訴された内容を認めました。
検察は、このあとの冒頭陳述で、「被告は会社の代表である夫の病気などで今後の生活に不安を覚えた。自分の子どもたちに遺産を残そうと、脱税した金は貯蓄やマンションの購入などにあてていた」と指摘しました。
次の裁判は来月20日に予定されています。