長野 浅間山で山開き 登山シーズンの幕開け 小諸の登山口

長野と群馬の県境にある浅間山では、8日、登山シーズンの始まりを告げる山開きが行われました。

長野県小諸市にある浅間山の登山口で行われた山開きの式典には、地元の観光関係者や登山者などおよそ250人が集まりました。
式典では、小諸市の小泉俊博市長が「登山シーズンが始まりますが安全を最優先して、大自然を楽しんでほしい」とあいさつしました。
続いて、関係者が、登山口の入り口のしめ縄を切って本格的な登山シーズンの幕開けを祝いました。
浅間山では、去年3月23日に「噴火警戒レベル」が2に引き上げられたことから、火口からおおむね2キロ以内の立ち入りが規制されています。
このため多くの登山者たちは、規制区域の外にある「賽の河原」を目指して出発していきました。
佐久市の60代の男性は「登るのが楽しみです。いい空気をたくさん吸って英気を養いたいです」と話していました。
こもろ観光局の花岡隆理事長は「浅間山は活火山なので山の情報を調べたり、装備をしっかり整えたりして登ってほしいです」と呼びかけていました。