1日から「自転車月間」高校生にヘルメット着用呼びかけ 長野

自転車の安全な利用を促す「自転車月間」が1日から全国一斉に始まり、長野市では、警察官らが高校生にヘルメットの着用を呼びかけました。

呼びかけが行われたのは、学校ぐるみでヘルメットの着用に取り組む「信州グッドチャリダーモデル校」に指定されている長野南高校です。
校門付近には、警察官などあわせて12人が集まり、通学してきた生徒たちに自転車事故の危険性を訴えるチラシを配ったほか、ヘルメットを正しく着用するよう指導しました。
警察が去年までの5年間に県内で発生した自転車事故をまとめたところ、乗車中に死亡した人の44%が頭のけがで亡くなっていて、ヘルメットを着用していない場合の致死率は着用時のおよそ2.2倍に上るということです。
また、去年1年間に県内で自転車に乗っていて人身事故にあった子どものヘルメットの着用率を調べたところ、小学生が73.7%、中学生が82.1%、高校生が21.1%で、高校生の着用率の低さが課題になっているということです。
長野南警察署の佐藤努交通課長は「ヘルメットを着用しているかどうかで死亡率が変わってきます。事故にあった時、命を守ってくれるのはヘルメットなので万が一に備えてほしい」と話していました。