5月1日はメーデー 労働団体が集会やデモ行進

5月1日はメーデーです。
労働団体は県内各地で集会やデモ行進を行い、物価高が続くなか、ことしの春闘での高い水準の賃上げの勢いを中小企業などに波及させていく必要性を訴えました。

メーデーの1日、連合長野などは長野駅東口公園で「長野県中央メーデー」を開き、主催者の発表でおよそ2200人が参加しました。
連合長野の根橋美津人会長は「物価高や慢性的な人手不足で、働き方や暮らしへのダメージは深刻さを増している。賃上げの流れを中小企業や社会全体へ波及させられるよう、価格転嫁と適正な取引、持続的な賃上げに全力を尽くす」と呼びかけました。
そして、ことしの春闘では、多くの組合が去年を上回る賃上げを獲得し、デフレマインドを払拭して新たな経済社会へ移行する大きな一歩を踏み出したとして、この勢いを中小企業に波及させ、すべての働く人の生活向上につなげていくとするメーデー宣言を採択しました。
また宣言には、1日で発生から4か月の能登半島地震の被災地や被災者に寄り添った支援活動に取り組むとする内容も盛り込まれました。
参加した長野市の38歳の会社員の女性は「子どものものなどが値上がりして生活が難しい。賃上げと労働環境の改善を会社側と交渉していきたい」と話していました。
1日は、県労連なども県内各地でメーデーの集会やデモ行進を行いました。