霧ヶ峰高原の八島湿原 大型連休を前に安全祈願祭

観光客が増える大型連休を前に、霧ヶ峰高原の八島湿原では、観光シーズンの安全を祈る祈願祭が行われました。

下諏訪町の八島湿原は、霧ヶ峰高原の標高1600メートル余りの場所にある、およそ3000ヘクタールの国内を代表する高層湿原で国の天然記念物に指定されています。
25日は湿原の前で、町の観光協会や山小屋などの関係者およそ15人が神事を行い、観光シーズンの安全を祈願しました。
霧ヶ峰高原の人気のドライブロード「ビーナスライン」は、今月23日から通行できるようになっています。
訪れた観光客は、鳥のさえずりやカエルの鳴き声に耳を傾けながら湿原の散策を楽しんでいました。
下諏訪観光協会の原昭一会長は「自然学習に訪れる生徒や海外からの観光客が増えていて、去年以上に賑わうことを期待しています。湿原を一周できる木道も整備しているので、ゆっくり歩きながら景色を楽しんでほしい」と話していました。
八島湿原は、これからレンゲツツジやニッコウキスゲなど四季折々の花に彩られ、11月はじめまで散策を楽しめるということです。