千曲で女性を車ではねた元県議 過失運転傷害の罪で略式起訴

ことし1月、千曲市で横断歩道を渡っていた女性を乗用車ではねて大けがを負わせたとして議員辞職した元長野県議会議員が25日、
過失運転傷害の罪で略式起訴されました。

上田区検察庁から略式起訴されたのは、上田市の高村京子元長野県議会議員(70)です。
元議員はことし1月24日の午前、千曲市上徳間の市道で横断歩道を渡っていたパート従業員の21歳の女性を乗用車ではね、腰の骨を折るなどの大けがをさせたとして、ことし2月に書類送検されていました。
元議員は事故翌日の会見で、所属していた共産党県議団のメンバーと視察を行う途中に事故を起こしたことを認め、事故の2日後には20年あまり続けてきた県議会議員を辞職しました。
元議員は、事故当時、運転免許証が失効し無免許の状態でしたが、警察は意図的だったと裏付ける証拠が認められなかったとして、無免許運転での立件は見送っていました。