スイセンの葉を誤って食べ食中毒 県が注意呼びかけ

今月、ニラと間違えてスイセンの葉を調理して食べた上田市の70代の女性が、吐き気やおう吐などの症状を訴える食中毒が発生しました。
スイセンには毒性があり、県は誤って食べないよう注意を呼びかけています。

県によりますと、今月21日、上田市の70代の女性が自宅の畑でニラを採る際、見かけが似ているスイセンの葉も誤って摘み取り、翌日の夕飯でニラ玉にして食べました。
女性はおよそ30分後に吐き気やおう吐などの症状を訴え、一時、上田市内の病院に入院したということです。
女性はその後快方に向かいすでに退院していますが、県の上田保健所はその症状からスイセンによる食中毒と断定しました。
県によりますと、スイセンには毒性があり、誤って食べると30分以内に吐き気やおう吐、下痢などの症状を引き起こすということです。
県は、花が咲いていないスイセンはニラと間違えやすいとして、誤って食べないよう注意を呼びかけています。
また、県内は山菜採りのシーズンを迎えていることから、食べられる植物の特徴を覚えたうえで、よくわからない植物はむやみに食べたり人にあげたりしないよう呼びかけています。