「志賀草津高原ルート」開通前に 雪の回廊をウォーキング

冬の間、閉鎖されていた長野県の志賀高原と群馬県の草津町を結ぶ国道が24日開通するのを前に、高い雪の壁を眺めながら閉鎖中の道路をウォーキングする催しが行われました。

長野県と群馬県を結ぶ国道、「志賀草津高原ルート」は去年11月15日からおよそ23キロの区間が路面凍結や積雪のため閉鎖されてきましたが、除雪作業が終わり、24日開通する予定です。
地元の自治体などは毎年、開通する前日に、除雪作業で道路脇に積み上げられた雪の壁を楽しんでもらおうと、閉鎖中の道路をウォーキングする催しを開いていて、ことしはおよそ100人が参加しました。
コースは3つあり、このうち草津町にある駐車場から出発するコースでは、参加者はガイドの案内のもと、「雪の回廊」をグループごとに分かれて歩きました。
23日は霧に覆われ、時折、雨も降るなど、あいにくの天気になりましたが、コースの中で最も高いおよそ4.5メートルの雪の壁の場所に到着すると、多くの人が写真を撮るなどして、雄大な景色を楽しんでいました。
茨城県から訪れた50代の男性は、「雪の回廊を間近で見ることができ、最高の気分です」と話していました。
この「志賀草津高原ルート」は24日午前10時に開通する予定です。