少子化や人口減対策 戦略策定の県民会議設置へ県民の意見募集

県は、少子化や人口減少対策に県全体で取り組むための戦略を策定する県民会議を、ことし12月に立ち上げる方針です。
来月からは、県民会議での議論に向けた準備会を設置して、若者や子育て世代から意見を募ることになりました。

これは、22日開かれた県議会の少子化・人口減少対策調査特別委員会で県が報告しました。
長野県では、ことし2月1日時点の推計人口が1973年以来、200万人を下回るなど、少子化や人口減少に歯止めがかからない状況です。
このため県は、ことし12月に、少子化や人口減少対策に取り組む県民会議を立ち上げ、急激な少子化に歯止めをかけるための政策や、今後も人口が減少することを前提とした戦略を策定するということです。
来月下旬には準備会を設置し、県内の若者や子育て世代などから意見を募ったうえで、県民会議に向けて戦略の骨子をとりまとめることにしています。
県は「当事者の意見をしっかり聞き、多くの人に参加してもらいながら県民全体で取り組める戦略を策定したい」としています。