八ヶ岳連峰横断のメルヘン街道 麦草峠で開通式

冬の間は閉鎖されていた八ヶ岳連峰を横断する「メルへン街道」が18日から通行できるようになり、観光シーズンの幕開けを祝う式典が行われました。

八ヶ岳連峰を横断して茅野市と佐久穂町を結ぶ国道299号線は、沿道の景観の美しさから「メルヘン街道」と呼ばれています。
国道としては国内で2番目に高い標高2127メートルの麦草峠を挟むおよそ14キロの区間は、雪が多い冬の間は閉鎖されていましたが、およそ5か月ぶりに18日から通行できるようになりました。
麦草峠の会場で開かれた記念式典には、地元の関係者や保育園児などおよそ150人が集まり、テープカットをして開通を祝いました。
このあと園児たちを乗せたバスや、愛好家が運転する外国車およそ20台が走りぞめを行い、脇には雪が残る国道にクラクションを響かせていました。
ちの観光まちづくり推進機構の山本活夫理事長は「軽井沢などを訪れた観光客が、メルヘン街道を利用して諏訪地域にも足を運んでくれることに期待したい」と話していました。