長野県北部中心に黄砂観測 18日にかけて飛来見込み 注意を

17日、県内では北部を中心に黄砂が観測されました。
黄砂は18日にかけて飛来する見込みで、気象台は特に見通しが悪くなった場合は交通への影響に注意するよう呼びかけています。

長野地方気象台によりますと、17日は県の北部を中心に大陸から飛来した黄砂が観測され、長野市の観測地点では物が肉眼ではっきり見える範囲を示す「視程」が15キロ程度となり、遠くが見えにくくなりました。
黄砂は18日にかけて、県内の広い範囲で飛来する見込みで、「視程」が10キロ未満となり、ところによっては5キロ未満になるとみられています。
気象台は、「視程」が5キロ未満になった場合には、交通への影響が出るおそれがあるとして注意を呼びかけています。
屋外で黄砂が洗濯物に付着するなどの影響も予想されています。
また、環境省は、黄砂の飛来との関連について、目のかゆみや結膜炎、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状、気管支ぜんそくや肺炎など呼吸器疾患の悪化などが報告されているとしています。
そのうえで、特に呼吸器や循環器に疾患のある人や、子どもや高齢者はより慎重に行動することが望まれるとした上で、不要不急の外出を控えたりマスクなどを着用したりして、黄砂を吸い込む量を減らすよう呼びかけています。