40余の企業 新入社員を合同で祝う催し 長野

長野市内の40あまりの企業などにこの春就職した人たちを合同で祝う催しが開かれ、激励を受けた新入社員たちが社会人としての成長を誓いました。

長野市の経済団体などは、毎年この時期に市内の企業などの新入社員たちを集めて、門出を祝う催しを開いています。
ことしはコロナ禍を経て5年ぶりに人数制限などが解除され、あわせて41の企業などから160人余りが参加しました。
式典では、長野商工会議所の会頭を務めるきのこ生産大手「ホクト」の水野雅義社長が「10年前や5年前に新型コロナウイルスや急激な物価高を予測できた人はほとんどいません。確実性がない現代では固定観念にしばられない若い人の発想が貴重なのでそれぞれの職場で力を発揮してください」と激励しました。
新入社員たちは人生の先輩たちの話に真剣な表情で耳を傾け、社会人としての心構えを学んでいました。
建設会社に就職した18歳の男性は「社会人としての責任をしっかり果たせるように、壁に直面しても経験がある先輩に相談して乗り越えて行きたいです」と話していました。
また、ホテルに就職した18歳の女性は「コロナ禍では集まっての飲食ができなかったので会社の人との交流が楽しみです。仕事ではお客さんが笑顔になるような接客をしたいです」と話していました。