中央アルプスで遭難したか 大学生と会社員が遺体で見つかる

先月、中央アルプスに1人で登山に出かけ遭難したとみられていた、神奈川県の20歳の大学生と静岡県の46歳の会社員が13日遺体で見つかりました。

遺体が見つかったのは、川崎市多摩区の大学生長谷川聖真さん(20)です。
長谷川さんは、先月13日に中央アルプスの千畳敷から1人で入山したまま行方が分からなくなっていました。
警察によりますと13日ヘリコプターで捜索していたところ、空木岳の池山尾根で遺体が見つかり、身元の確認を進めた結果、長谷川さんとわかりましました。
一方、静岡県磐田市の会社員中島俊介さん(46)は、先月21日に1人で千畳敷から入山したまま行方が分からなくなっていました。
捜索していた警察は、今月6日に宝剣岳の西側の標高およそ2300メートルの沢で雪に埋もれている遺体を見つけました。
現地の天候が回復するのを待って13日遺体を収容し、その後、中島さんと確認されたということです。
警察は、山に入る前に気象情報や登山ルートの状況などを確認するよう呼びかけています。