絶滅の恐れがあるブッポウソウ 小学生が巣箱取り付け 天龍村

県の天然記念物で絶滅の恐れがある野鳥、ブッポウソウの保護活動に取り組む天龍村の小学生たちが、手作りの巣箱を村内に取り付けました。

ブッポウソウの繁殖地として知られる天龍村では、天龍小学校の子どもたちが、ブッポウソウの保護活動に取り組んでいます。
11日は3年生から6年生までのおよそ20人が巣箱の取り付け作業を行いました。
このうち、学校の近くを流れる天竜川にかかる橋では、ヘルメットなどをつけた3年生と4年生の児童が高所作業車に乗り、高さおよそ7メールの橋の上に巣箱を取り付けていました。
11日取り付けた巣箱は子どもたちが作ったもので、3時間ほどかけて村内の橋や神社など10か所あまりに設置していました。
参加した4年生の児童は「巣箱にブッポウソウが入ってほしいと願いながら取り付けました」と話していました。
また、6年生の児童は「たくさんのブッポウソウに巣箱を使ってほしいです。この取り組みを通じてブッポウソウが増えてくれるとうれしいです」と話していました。
村などによりますと、ブッポウソウは例年、今月下旬から村内に飛来し始めるということです。