佐久市の高齢者施設で食中毒 調理業者を営業停止

今月、佐久市の高齢者施設の入所者など21人が、下痢やおう吐などの症状を訴えました。
患者や調理担当者からノロウイルスが検出されたことなどから、保健所は、施設で調理された食事による食中毒と断定し、調理業者に営業停止を命じました。

県によりますと、今月2日から3日に佐久市の高齢者施設「ケアライフ礎」で調理された食事を食べた入所者や施設の職員など21人が、下痢やおう吐などの症状を訴えました。
症状を訴えたのは、40代から80代以上で10人が医療機関を受診しましたが、全員快方に向かっているということです。
県によりますと、食事を食べた患者12人と、調理を担当した1人からノロウイルスが検出されたということです。
県の佐久保健所は食中毒と断定し、調理を委託されていた佐久市の事業者、「ルルパ株式会社」に対して、法律に基づき10日から3日間の営業停止を命じました。
県は調理の前やトイレのあとは、せっけんを使った手洗いを徹底するとともに、食材は十分に加熱すること、それに、まな板や包丁などの調理器具はよく洗い、熱湯や塩素系漂白剤で殺菌するよう呼びかけています。