県諏訪湖環境研究センター開設 湖や川の調査 研究 岡谷

県内の湖や川の調査や研究を行う「県諏訪湖環境研究センター」が岡谷市に完成し、9日、開所式が行われました。

県は、諏訪湖を中心とする県内の湖や河川の水質や生態系の調査を行う「県諏訪湖環境研究センター」を岡谷市に開設しました。
9日は、関係者が出席して開所式が行われ、阿部知事が、「諏訪湖を中心とした長野県の水環境の保全により一層取り組んでいきたい」とあいさつしました。
そのあと、施設の見学会が行われ、水に含まれる酸素の濃度や水質を測定する装置、それに、水に溶け込んだ魚などのDNAを分析する装置などが紹介されました。
センターでは、これらの装置を使って、生息する魚の種類や密度を把握するなどして生態系の維持や水質の改善につなげていくということです。
また、施設の1階には、諏訪湖の植物や昆虫などを紹介する展示スペースが設けられていて、一般の人も見学できます。
県諏訪湖環境研究センターの高村典子センター長は、「科学的な知見をもとに、諏訪湖をはじめとした県内の水環境の問題解決につながるセンターにしたい」と話していました。