アカデミー賞受賞の松本市出身 山崎貴監督を長野県と市が表彰

「ゴジラ−1.0」でアカデミー賞の視覚効果賞を受賞した、松本市出身の山崎貴監督が長野県と松本市から表彰されました。

松本市出身の山崎監督は自身が脚本やVFXも担当した「ゴジラー1.0」でアジア圏の映画として初めてアカデミー賞の視覚効果賞を先月、受賞しました。
世界的な功績をたたえて長野県の「知事特別表彰」と松本市の「市民栄誉賞」が贈られることになり、山崎監督は、9日松本市で開かれた贈呈式に、アカデミー賞の授賞式と同じように、「ゴジラシューズ」を履いて出席しました。
そして、阿部知事と臥雲義尚市長から表彰状を受け取り、「すばらしい賞を2つもいただき、恐縮しています。長野県の美しい自然の中で育ったことは自分の作品にも影響を与えていて、このまちで生まれてよかったと思っています」とあいさつしました。
つづいて行われた懇談で、ゴジラのキャラクターについて問われ、山崎監督は、「初代のゴジラは核実験や戦争の隠喩を含んでいましたが、ここしばらくのゴジラはヒーローのようにもなっていたので、原点に戻すことを意識しながら作りました」と答えていました。
「知事特別表彰」の受賞は山崎監督が初めてで、「松本市民栄誉賞」の受賞はピョンチャンオリンピック金メダリストの小平奈緒さんに次いで2人目です。