松本城でソメイヨシノが開花 去年より2週間遅く平年並み

長野県松本市の国宝・松本城でソメイヨシノが咲き始め、7日、開花が宣言されました。
過去最も早かった去年に比べて2週間遅かったものの、平年並みだということです。

国宝・松本城の本丸庭園や外堀などにはおよそ300本の桜が植えられていて、市の職員が毎年、開花状況を確認しています。
7日朝は市の職員が、開花の基準としている外堀のソメイヨシノに5輪以上の花が咲いているのを確認し、開花を宣言しました。
市によりますと、ことしの桜の開花は先月寒い日が続いたことから去年より2週間遅かったものの、平年並みだということです。
松本城管理課の松岡由香課長は、「ようやく宣言ができてうれしいです。城と桜を一緒に見られるのはこの時期だけなので、多くの方に楽しんでもらいたいです」と話していました。
7日の松本市は暖かい気候に恵まれ、訪れた人たちは、本丸庭園ですでに咲き始めているしだれ桜やコヒガンザクラの写真を撮るなどして春の訪れを感じていました。
松本城では夜桜見物を楽しんでもらおうと、今月10日から17日までの夕方5時半以降、本丸庭園の無料開放と桜のライトアップが行われます。