長野市 不登校の子どもたちを支援 教育支援センター開設

長野市は、不登校の子どもたちの学習支援などを行う施設を新たに開設し、6日、記念の式典が開かれました。

長野市が七二会地区に開設したのは、閉校した小学校の分校を活用した教育支援センター「SaSaLAND」で、8日から利用が始まるのを前に6日、記念式典が開かれました。
このなかで長野市の荻原健司市長は「不登校の子どもたちが安心を実感できる場所をつくっていかないといけない。『ここに行きたい』と思ってもらえるような施設にしていきたい」と抱負を述べました。
新たな施設には、教員経験のあるスタッフなどが常駐し、事前に登録した長野市在住の小学生や中学生が無料で利用できます。
子どもたちは自分のペースで学習に取り組めるほか、グラウンドや体育館で体を動かせるということです。
また、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用し、子どもたちが自宅にいながら交流したり、プログラミングなどを学んだりできる取り組みも行うとしています。
施設は1日あたり50人程度が利用できるということで、市内にすでに7か所あるほかの教育支援センターとあわせて、不登校の子どもたちの新たな受け皿としての役割が期待されています。