岡谷産シルクの企画展 ドレスなど紹介 岡谷蚕糸博物館

製糸業が盛んだった岡谷市の博物館で市内で育てられた蚕の糸から作られたドレスなどを紹介する企画展が開かれています。

岡谷市では、市内で養蚕から製糸、製品作りまでを一貫して行い、岡谷シルクとしてブランド化する取り組みが進んでいます。
その取り組みの中で作られたドレスやストールなどの作品、およそ50点が岡谷蚕糸博物館で展示されています。
このうち、諏訪市の諏訪実業高校の生徒たちが作ったウエディングドレスは、岡谷産のシルクがふんだんに使われ、光沢のある上品な仕上がりとなっています。
また、生地の軽さが特徴というシルクのストールは、博物館のプログラムに参加した人たちが、市内の農園での養蚕から製糸、機織りまですべてを担ったということです。
博物館の原田留津子学芸員は「高校生や市民が手がけた作品を見て、岡谷市では養蚕から製品化まで一貫して行われていることを知ってほしい」と話していました。
この企画展は、来月12日まで開かれています。