ジブラルタ生命 松本支社の元社員が約3200万円詐取と発表

外資系のジブラルタ生命保険は、松本支社に在籍していた30代の元社員が県内などの顧客9人にうその保険契約や投資話をもちかけておよそ3200万円をだまし取っていたと発表しました。
会社側は警察に相談したうえで、「捜査に全面的に協力する」としています。

ジブラルタ生命保険によりますと、松本支社の社員として営業を担当していた30代の男性は、おととし2月から去年12月までのおよそ1年半にわたって、県内などの顧客9人にうその保険契約やFXなどによる投資話を持ちかけて、合わせて3200万円ほどをだまし取っていたということです。
ことし1月に顧客からの申し出を受けて会社が調査したところ、複数の被害が確認されたということで、最も多い人だとおよそ1000万円をだまし取られたと見られています。
元社員は会社の聞き取りに現金をだまし取ったことを認め先月、退職したということです。
会社は警察などにも相談しているということで、被害金の弁済なども検討しているとしています。
ジブラルタ生命保険は「捜査に全面的に協力するとともに、被害にあわれた人に対しては誠意をもって対応させていただきます」とコメントしています。