県の許可なく盛り土か 書類送検された松本市の会社など不起訴

県の許可を受けないまま、松本市の川沿いに盛り土をしたなどとして河川法違反の疑いで書類送検された松本市の会社とその社長について、検察は不起訴にしたことを明らかにしました。
理由は明らかにしていません。

松本市にある解体工事などを行う会社と44歳の社長は、2020年の12月からおととし5月にかけて、松本市の川沿いで県の許可を受けずに残土などを盛り土したなどとして河川法違反の疑いで書類送検されていました。
これを受けて検察が捜査した結果、去年11月2日付けでいずれも不起訴処分にしたということです。
検察は不起訴の理由を明らかにしていませんが、「しかるべく捜査を尽くして証拠内容を検討した」などとしています。
会社の社長はNHKの取材に対し、「松本市には盛り土の許可を得ていて当初から問題があったという認識はなかった」などとしています。