軽井沢町と戸倉上山田温泉の直通列車 関係者モニターツアー

県内有数の観光地、軽井沢町と千曲市の戸倉上山田温泉を結ぶ、しなの鉄道の直通列車が来月から本格運行を始めるのを前に、観光関係者などを対象にしたモニターツアーが行われました。

信州千曲観光局は、軽井沢町を訪れた観光客を千曲市の戸倉上山田温泉に呼び込もうと、来月から軽井沢駅と戸倉駅をノンストップのおよそ60分で結ぶ「湯けむりNEOネオン号」を本格的に運行させます。
これを前に、23日はモニターツアーが行われ、県内外の観光関係者などおよそ30人が参加しました。
車内では戸倉上山田温泉の芸妓が舞踊を披露したり、軽快な話術で乗客を楽しませたりして温泉街の魅力をアピールしました。
埼玉県から参加した女性は「列車の中で温泉街の文化を体験できて楽しかったです」と話していました。
信州千曲観光局の小沼浩栄専務理事は「軽井沢で観光したあと直通で温泉地を楽しめる列車で、インバウンド需要なども見込んでいます」と話していました。
「湯けむりNEOネオン号」は、来月6日から来年3月8日までの毎週土曜日に運行され、月1回は趣向を凝らしたイベント列車が企画される予定です。