中学生がパン店と開発 「牛乳パン」の新商品を販売 駒ヶ根

長野県のご当地パンとして知られる「牛乳パン」。
駒ヶ根市の中学生が市内のパン店と協力して地元の食材などを使った「牛乳パン」の新商品を開発し、販売会が開かれました。

駒ヶ根市の赤穂中学校の1年6組の生徒およそ30人は、23日、学校の玄関で、「牛乳パン」の新商品の販売会を開きました。
新しい「牛乳パン」は、駒ヶ根産の黒ごまや友好都市の静岡県磐田市の抹茶などをクリームに練り込んだ4種類で、総合的な学習の時間に市内4つのパン店と協力して開発しました。
販売会では、前日に調理室で生徒たちがクリームを詰めたものなど4種類あわせて500個ほどが用意されましたが、保護者や近所の人などが並んで買い求め、午前10時の販売開始から1時間もたたずに完売しました。
生徒の母親は、「息子の班が考案した黒ごまの牛乳パンは売り切れでしたが、ほかの3種類は買えたので食べるのが楽しみです」と話していました。
パンを販売した男子生徒は、「すぐに完売したので、今まで頑張ったかいがありました。味には自信があるので、おいしく食べてほしいです」と話していました。
売り上げの一部は能登半島地震の被災地に寄付するということです。
また、一部の商品は、今後、市内のパン店で、期間限定で販売されるということです。