茅野 牧場の保育施設で卒園式 子どもたちがポニーに乗り入場

茅野市の牧場の中に開設されている保育施設では、子どもたちがポニーに乗って入場する卒園式が開かれました。

茅野市にある「蓼科ポニー牧場」の中には認可外保育施設が開設されていて、子どもたちは、毎日、動物のえさやりや小屋の掃除などをしてきました。
15日行われた卒園式では、7人の子どもたちが1人ずつポニーに乗って入場し、保護者らに見事な手綱さばきを披露しました。
そして、名前が読み上げられると、大きな声で返事をして卒園証書を受け取りました。
卒園証書の表紙は、牧場のヒツジから刈った毛を使って貼り絵のようにして、子どもたちにとって思い出の深い、馬や太陽などを表現した作品になっています。
使われているヒツジの毛は、子どもたちが桜の葉やどんぐりで染めたものだということです。
最後に、子どもたちは、世話をしてきたポニーににんじんを与えて別れを惜しんでいました。
卒園する男の子の母親は「馬にえさをあげたり、ブラッシングをしたりして、動物への愛情が芽生えたと思います。思いやりのある子どもに育ってほしいです」と話していました。