長野 宮田村で地元産の二条大麦だけを使ったウイスキーづくり

宮田村にあるウイスキーの蒸留所で、地元産の二条大麦だけを使ったウイスキーづくりが行われています。

宮田村にあるウイスキー蒸留所では、毎年この時期になると、宮田村と隣接する駒ケ根市で栽培された、「小春二条」という二条大麦だけを使ったウイスキーづくりが行われています。
先月下旬から始まった仕込み作業では、去年夏に収穫された「小春二条」の麦芽を機械で砕いたあと、温水を加え、麦汁を抽出していました。
蒸留所では、発酵や蒸留の工程も進んでいて、出来上がった原酒はたるに詰められ3年以上熟成させるということです。
製造責任者を務める佐々木雄介さんによりますと、去年収穫された二条大麦は、デンプンを多く含み質がいいということです。
佐々木さんは「上伊那産の麦は地元の蒸溜環境に合っていて、おいしいウイスキーがつくられていることを多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
この蒸留所でのことしのウイスキーづくりは今月15日まで続きます。