細田あい選手 けがで名古屋ウィメンズマラソン欠場へ

茅野市出身でパリオリンピックの女子マラソン代表を目指していた細田あい選手が、今月10日に開催される最後の代表選考レース「名古屋ウィメンズマラソン」をけがのため欠場することになりました。

1日、「名古屋ウィメンズマラソン」の大会事務局は、細田選手がけがによるコンディション不良のため、レースを欠場すると発表しました。
細田選手は、去年10月に開かれた2位までがパリオリンピック代表内定となるマラソングランドチャンピオンシップで惜しくも3位となり、最後の代表1枠を目指し名古屋で行われる選考レースに向けて準備を進めてきました。
所属チームによると、細田選手は1月下旬からアメリカのニューメキシコ州でトレーニングを続けていましたが、2月中旬、練習中に左足のひざあたりに違和感を覚え、筋膜炎と診断されました。
大会の出場へ向け懸命なリハビリを続けてきましたが、先月29日、十分なコンディションで大会に出場できないことから、本人と話し合い欠場を決めたということです。
1月に行われたもう一つの代表選考レース、大阪国際女子マラソンでは前田穂南選手が日本記録を更新しており、細田選手が代表となるためには、このタイムを上回り日本人1位となる必要がありました。
所属チームの沢柳※厚志監督は、「日本記録更新を目指すなかで本人の中でどこか焦りみたいなものがあったと思います。本人はまだ落ち込んでいるところもありますが、一刻もはやくレースに復帰できるようにリハビリを続けています」と話していました。
細田選手は2日、自身のインスタグラムで、「いつもたくさんの応援ありがとうございます。最後のチャレンジを諦めずに最後まで準備をしましたが、間に合いませんでした。次に向けて頑張っていきたいと思いますので今後も応援していただけたらうれしいです」と自身の思いを投稿しました。
※柳は真ん中が夕