上田女子短期大学 来年4月から男女共学へ

少子化による定員割れなどを背景に、上田市の上田女子短期大学は、来年4月、男女共学にする方針を明らかにしました。
これに伴って、県内では来年4月以降、女子大学や女子短大が姿を消すことになります。

上田女子短期大学は、昭和48年に設立された幼児教育学科などがある私立の短期大学です。
短期大学をめぐっては、少子化に加え、4年制大学に進学する女子生徒が増えているため、志願者の数が減少していて、上田女子短大も定員割れの傾向が続いています。
今年度入学した学生の数は、定員の69%余りまで落ち込んだということです。
このため、上田女子短大は、「多様な人材を受け入れることでいっそう短大を活性化させるとともに、大学や地域の発展に寄与できる場としたい」として、来年4月、男女共学にする方針を明らかにしました。
短大は、名前も変更する予定で、近く公表する見通しです。
県内では、ことし4月、長野女子短期大学が、来年4月には、清泉女学院大学・短期大学が男女共学となるなど、共学化の動きは広がっています。
今回、上田女子短大が共学にする方針を示したことで、県内では、来年4月以降、女子大学や女子短大が姿を消すことになります。