特産の寒天やしみ豆腐の魅力を知ってもらう催し 長野 茅野

自然の寒さを生かして作る寒天やしみ豆腐などの食文化が伝わる茅野市で、地元の食材の魅力を知ってもらおうという催しが開かれました。

茅野市には、冬の厳しい寒さとよく晴れて乾燥する気候を生かした食材作りが伝わっていて、寒天やしみ豆腐は地域の特産物になっています。
25日は、市内の生産者や農家でつくるグループが、地元の食材の魅力を多くの人に知ってもらおうと催しを開きました。
会場となったのは市内の寒天工場で、訪れた人たちは「天寄せ」作りといって、水に浸して柔らかくした角寒天を細かくちぎってお湯で煮たあと、果物を入れた容器に注いで固める料理に挑戦しました。
また、しみ豆腐を使った料理も紹介され、野菜を入れた卵とじや、フレンチトースト風のデザートの作り方について説明を聞いていました。
出来上がった料理はその場でふるまわれ、訪れた人たちは味や食感を確かめていました。
家族で訪れた諏訪市の女性は、「しみ豆腐はプルプルしていておいしかったです。しみ豆腐の料理は簡単そうなので自宅でも作ってみたい」と話していました。
また、東京から訪れた女性は「しみ豆腐を食べたことがなかったけれど、自然の寒さを生かして作っていておもしろいです」と話していました。