災害時 被災者支援のあり方を考えるワークショップ 伊那

災害が起きた際の被災者の支援のあり方について考えるワークショップが23日、伊那市で開かれました。

伊那市生涯学習センターで開かれたワークショップには、上伊那地域と木曽地域の市町村や社会福祉協議会の職員など70人ほどが集まりました。
はじめに、県災害時支援ネットワークの担当者が講演し、能登半島地震を踏まえ、災害が起きた際に円滑に被災者を支援するには、自治体や社会福祉協議会に加え、NPOなどとの連携も重要になると強調しました。
このあと、参加者はグループに分かれ、避難生活を送る被災者の課題や解決策について議論し、持病がある人には常備薬が残っているか確認することや、避難所でのプライバシーをどう確保するかなど、きめ細かくニーズを確認して対応にあたる必要があると話していました。
参加した職員は、「被災者目線での課題などを考えるきっかけになりました。万一の際には、住民の思いに寄り添って対応にあたれると思います」と話していました。