「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」8月9日開幕と発表

今月6日に亡くなった世界的な指揮者、小澤征爾さんが総監督を務めてきた松本市のクラシック音楽の祭典、「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」がことしは8月9日に開幕すると発表されました。
小澤さんが期待を寄せていた2人の指揮者がオーケストラのコンサートでタクトを振ります。

1992年から松本市で毎年夏に開催されるクラシック音楽の祭典、「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」では、小澤征爾さんが長年総監督を務めてきました。
実行委員会は、小澤さんが亡くなってから初めてとなることしのプログラムを22日発表し、8月9日から9月4日にかけてオーケストラコンサートやオペラ、それに子どもたちを招待する音楽会などが開かれることになりました。
このうち、8月10日と11日に開かれるオーケストラコンサートでは、小澤さんもかつて優勝したブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した経験を持つ、沖澤のどかさんがタクトを振ります。
また、小澤さんが長年音楽監督を務めたアメリカのボストン交響楽団のいまの音楽監督、アンドリス・ネルソンスさんも、4日にわたってオーケストラを指揮します。
小澤さんは亡くなる前に、「沖澤さんとアンドリスと出会えたことは僕にとって、非常に幸運な、すばらしい出来事でした。新しい時代に向けて大きな一歩を踏み出すことしのフェスティバルを、松本を、心から楽しみにしています」というコメントを残していました。